「電気代、もっと節約しなきゃ…」
と思いつつ、エアコンを我慢するのは、しんどいですよね。
そんなあなたに、私の正直な結論を先にお伝えします。
私は、電気代は「頑張りすぎない」ことにしました。
新電力に乗り換えもせず、無理な節電もせず、大手電力のまま。
でも、ちゃんと理由があります。
この記事では、
(1)新電力と大手電力の違い
(2)燃料費調整額の仕組み
(3)我慢しないでできる見直し
を、私の実体験ベースでお話しします。
まず結論:電気代は「頑張りすぎない」のが、わが家の正解
通信費やサブスクみたいな“大きくて、一度見直せばずっと効く固定費”を整えたら、電気の小さな節約は、正直コスパが悪いし、ストレスなんですよね。
だから私がやっているのは、「使っていない部屋の電気やエアコンは消す」くらいの、当たり前のことだけ。
力を入れたのは「節電をがんばる」ことより、「契約の見直し」でした。
電力会社・アンペア・料金プランを一度だけ確認する。
それで十分だと思っています。
何より、健康一番。
無理な我慢で体調を崩したら、かえって医療費がかかってしまうかもしれません。
電気代を1円削るために健康を削るのは、私はしたくないなと思っています。
私が新電力に乗り換えなかった理由
実は私も、一度シミュレーションサイトで比較してみました。
でも結果は「あんまり変わらないな」。
少なくとも私の場合は、年に数百〜数千円ほどの差にしかならず、それなら手間をかけてまで変えなくていいか、と思ったんです(差は使用量や地域・プランによって人それぞれです)。
そもそも「新電力」と「大手電力」って?
大手電力は、昔から地域にある電力会社(いわゆる旧一般電気事業者)。
さち昔からある「東北電力」「中部電力」「関西電力」…という名前の会社ですね。
新電力は、2016年の電力自由化で新しく参入した会社のことです。
じつは、どちらを使っても、送られてくる電気そのものや、停電のしやすさは変わりません(送電線は同じものを使うため)。
違うのは、おもに「料金プラン」と「会社の安定性」です。
新電力には落とし穴も
そして、新電力には落とし穴もあります。
新電力は、燃料費が安いときはお得。
でも燃料費が高騰すると、電気代がバーンと上がってしまうことがあるんです。
「新電力なら必ず安くなる」わけではない、というのも大事なポイント。
・電気の使用量や時間帯によっては、今のプランのほうが安いこともある。
・キャンペーンだけで決めると、終了後に割高になるケースも。
・解約金の有無や、燃料費調整額の仕組みも確認が必要。
最近は、以前ほど「乗り換えるだけで何千円も安くなる」というケースは少なくなっています。
料金体系が見直されたり、大手もプランやポイント還元を充実させたりしているからです。
だから私は、無理に乗り換えず、価格が安定している大手のまま据え置きました。
なぜ新電力は「高くなることがある」の?(仕組みを少しだけ)
電気代には「燃料費調整額」という部分があって、燃料(石油・LNGなど)の価格に応じて、毎月上下します(出典:資源エネルギー庁)。
ポイントは、この燃料費調整額に「上限がある会社」と「上限がない会社」があること。
電力会社が昔から届け出ている規制料金のプランには、この調整額に上限が設けられています。
一方、自由化後にできたプラン(新電力に多く、大手電力の新しいプランも含みます)は上限がないものが多く、燃料が高騰すると青天井で上がってしまうことがあります。
さち2022〜2023年の燃料高騰時には、この違いで毎月の電気代に大きな差が出たケースもありましたね。
だから「大手か新電力か」だけでなく、契約しているプランに上限があるかを確認するのが大事。
私が昔ながらのプランのままにしたのは、この“上がりにくい安心”を取った、ということでもあります。
もし乗り換えを考えるなら:向く人・向かない人&確認ポイント
もちろん、使い方や地域によっては、乗り換えで安くなる人もいます。
乗り換えが向く人
- 電気をよく使う家庭(ファミリー世帯・オール電化・在宅勤務で日中も使う)
- ポイントをよく活用する人(電気・ガス・携帯をまとめてセット割/還元が活きる)
- 料金シミュレーションで「安くなる」と確認できた人 ← これが一番大切
乗り換えが向かない人
- シミュレーションでほとんど差がなかった人(年数百〜数千円なら、手間を考えると無理に変えなくてOK)
- 契約内容をこまめに確認するのが苦手な人
- 料金の仕組みをシンプルにしたい人(大手のプランのほうが安心と感じることも)。私はこのタイプ。
乗り換える前に確認したいこと
① 燃料費調整額に上限があるか
料金プランによっては上限がなく、高騰時に大きく上乗せされることがある。
②「基本料金0円」だけで選ばない
電力量料金が高めだったり、調整額の仕組みが違うことも。毎月の“総額”で比べる。
③ 解約金・契約期間
最近は解約金なしも増えたが、1〜2年縛りや解約手数料が残るプランもある。
④ ポイント還元だけで決めない
ポイントが付いても電気料金が高ければ本末転倒。年間の支払総額で比較を。
「もし契約中の会社が撤退・倒産したら?」と心配な人もいますよね。
その場合も、すぐに電気が止まるわけではありません。
地域の送配電会社が一時的に電気を送り続ける「最終保障供給」という仕組みがあるからです。
ただし自動でずっと続くものではなく、その間に自分で次の契約先を探す必要があります(最終保障供給の料金は通常より割高なことが多いので、早めに)。
電力会社の見直しは、「乗り換えること」が目的ではありません。
「今より安く、納得できる契約になるか」を確認すること。
シミュレーションでほとんど差がなければ、そのまま使い続けるのも、十分に合理的な選択です。
我慢しないで・乗り換えないでできること
「節電をがんばる」ではなく、“一度で効く・我慢しない”ものだけ、効果の目安(★)つきでご紹介します。
契約アンペアを見直す(★★★)
契約アンペアが大きすぎると、基本料金が高くなります。
「一人暮らしなのに60A」「家族構成が変わったのに契約はそのまま」なら、一段階下げるだけで基本料金が下がることも。
一度の手続きで、あとはずっと効きます。
さち電子レンジ・ドライヤー・エアコンを同時に使うとブレーカーが落ちやすくなるので、生活に合った容量にしましょう。
料金プランを見直す(★★★)
同じ電力会社でも、夜に多く使う人向け・オール電化向け・一般家庭向けなど、複数のプランがあることも。
引っ越しや生活の変化があった人は、一度確認をしてみてください。
検針票・請求書をチェック(★★)
契約アンペア・料金プラン・毎月の使用量(kWh)を見ておくと、「最近増えてるな」に気づきやすいですね。
なんとなく払うのを卒業しましょう。
家電の買い替え時は省エネ性能も見る(★★★)
まだ使える家電を捨てる必要はないけれど、冷蔵庫やエアコンの買い替えタイミングなら、省エネ性能も比較すると、長い目で電気代の節約に。
エアコンは無理にこまめに消さない(★)
数分の外出のたびに電源を切るより、短時間ならつけっぱなしのほうが効率がよい場合も。
あと、“暑い・寒いを我慢する節約”はおすすめしません。
さち健康を削る節約は、本末転倒です。
国の補助金は“確認するだけ”
電気・ガス代の負担を軽くする国の値引き支援が、期間限定で実施されることがあります(時期を区切って行われ、終了時期や単価はそのつど変わります)。
多くは申請不要で、請求額から自動で値引きされます。
今やっているか・いつまでか・いくら引かれるかは、資源エネルギー庁の公式サイトで最新を確認してください。
ちなみに、わが家の電気代って高い?
「使いすぎてなければOK」と言っても、自分の位置は気になりますよね。
総務省の家計調査では、世帯人数別の電気代の平均が分かります。
自分の請求と見比べて、極端に高くなければ、気にしすぎなくて大丈夫です。
3人と4人がほぼ同じくらいなのは、家計調査ではよくある傾向です。
もし平均よりかなり高いなら、まずはアンペアの見直しと、古い家電(とくに冷蔵庫・エアコン)の買い替えを検討する価値があります。
まとめ:電気代は、頑張りすぎず、健康を一番に
私の結論は、「電気代は“頑張りすぎない”。乗り換えも、無理な節電もしない。大手のまま、使いすぎてなければOK」。
通信費やサブスクみたいな“大きい固定費”を先に見直したから、電気は肩の力を抜けました。順番、大事です。
乗り換えるのも、乗り換えないのも、自分が納得して選べば、それが正解。
健康を削ってまで、電気代を1円削る必要はありません。
→ まだ“大きい固定費”を見直していない人は、こちらもどうぞ。



よくある質問(FAQ)
Q. 新電力と大手電力って、何が違うの?
A. 大手は昔から地域にある電力会社、新電力は2016年の自由化で参入した会社です。送られてくる電気や停電のしやすさは同じ。違うのは料金プランと会社の安定性です。
Q. 新電力に乗り換えた方が安い?
A. 一概には言えません。燃料費が高騰すると、上限のない新電力は逆に高くなることも。最近は差が小さく、私の場合もシミュで数百〜数千円ほどの差でした。
Q. 契約中の電力会社が倒産したら、いきなり停電する?
A. いいえ。「最終保障供給」という仕組みで、地域の送配電会社が一時的に電気を送り続けてくれます。ただし、その間に自分で次の電力会社を契約する必要があります(最終保障の料金は割高なことが多いので早めに)。
Q. 我慢せずに電気代を下げる方法は?
A. アンペアの見直し(一度で効く)と、国の補助金の確認。冷暖房を我慢する節電は、健康を優先しておすすめしません。
Q. うちの電気代、高すぎ?
A. 家計調査の世帯人数別の平均と見比べて、極端でなければ気にしすぎなくてOK。かなり高いなら、アンペアや古い家電の見直しを。

