家計の見直しをがんばって、支出を少し抑えられてきた。
そうすると、次に気になってくるのが、「もう少し、収入を増やせないかな」ということ。
私もそうでした。
お金がなかった時期が長くて、老後のための貯えが、ほとんどできていなかったんです。
借金を返し終えて家計が整ってきても、貯金が少ないことに気づいて、正直、不安になりました。
それで「守る(節約)」の次は、「稼ぐ」にも目を向けよう、と思ったんです。
でもここで焦ると、危ない。
「収入を増やしたい」という気持ちは、怪しい副業や”うまい話”につけ込まれやすいからです。
この記事では、
・「稼ぐ」には、どんな道があるのか(全体像)
・焦って怪しい副業に手を出さないための見分け方
・副業を始める前に確認したいこと
を、家計を立て直した立場から、整理します。
稼げる保証がある話ではありません。
でも、遠回りや失敗を減らすための地図にはなると思います。
※私はお金や法律の専門家ではありません。この記事は私の体験と、公的機関が公開している一般的な情報をまとめたものです。制度や数字は変わるので、税金などの判断は公的な窓口や専門家に確認してくださいね。
「稼ぐ」には、2つの道がある
まず、全体像から。
収入を増やす方法は、大きく分けると2つです。
①本業で収入を上げる
昇給・スキルアップ・資格・転職など
②副業で収入源を増やす
在宅ワーク・スキマ時間の仕事・不用品の販売など
どちらが正解、という話ではありません。
ただ、私の実感としては、まず①の「本業」から手をつけるのが、いちばん堅実でした。
私自身も、転職活動から始めました。
本業の給料が上がるのがいちばん早くて、生活のベースが安定する。
そのうえで「本業が整ったから、次は副業も」と考える順番が、無理がなかったんです。
いきなり副業で大きく稼ごうとすると、時間も足りないし、焦って怪しい話に引っかかりやすい。
だから、①本業 →(整ったら)②副業、の順番がおすすめです。
まず堅実なのは「本業」を見直すこと
「副業」と聞くと身構えるかもしれませんが、収入アップの第一歩は、意外と今いる場所(本業)にあります。
・昇給・評価
今の会社で収入を上げられる余地はないか
・資格・スキルアップ
手当がついたり、転職で有利になる資格はないか
・転職
同じ仕事でも、会社が変わると給料が上がることは珍しくありません
私も、まず転職活動から動きました。
今ある経験やスキルを活かせるぶん、副業をゼロから覚えるより早く、生活のベースが安定します。
さち「転職」については、別記事でくわしく取り上げる予定です。
副業は「小さく・安全に」から
本業が整ってきたら、次は副業で収入源を”複線化”する番です。
収入の入り口が2つ3つあると、家計はぐっと安定します。
副業には、いろいろな種類があります。
| 種類 | 具体例 | 特徴 |
|---|---|---|
| スキルを活かす | Webライター・デザイン・動画編集・翻訳 | 比較的すぐ収益化しやすいが、自分が働いた時間に収入が左右される |
| 知識・経験を活かす | ブログ・YouTube・SNS・オンライン講座・電子書籍 | 収益化まで時間はかかるが、資産になりやすい |
| モノを売る | フリマアプリ・ハンドメイド・ネットショップ | 家にあるものや作ったものを販売。初心者の最初の一歩に向く |
| 時間を売る | 配達・単発バイト・家事代行・アンケートモニター | 始めやすいが、働いた時間分の収入になりやすい |
| 資産を活用する | 駐車場・空き部屋・カーシェア・写真販売 | 持っている資産を活かして収益を得る |
正直に言うと、アンケートやポイ活のような手軽なものは、私はあまりおすすめしません。
時間のわりに稼げず、スキルも残りにくいから。
どうせやるなら、”スキルや資産が残る”ものを選ぶと、あとで効いてきます。
さち私が副業に「ブログ」を選んだ話も、別記事で書く予定です
⚠️ 焦って「怪しい副業」に手を出す前に
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
「収入を増やしたい」という焦りは、怪しい副業や詐欺につけ込まれやすい。
消費者庁や警察庁も、副業を名目にした詐欺・トラブルに繰り返し注意を呼びかけています。
・消費者庁「SNSなどを通じた投資や副業の”もうけ話”にご注意」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_036/
・警察庁 SOS47「副業を名目とした詐欺」
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/ib-sidejob/sidejob/
分かりやすく怪しいもの
「1日◯分、スマホで簡単に月◯万円!」
こういう言葉は、もう、はっきり怪しいです。
“誰でも・簡単に・すぐ大きく”を強調するものは、まず疑ってください。
判断に迷う”グレー”なもの
やっかいなのは、「◯◯を教えます」「稼ぎ方を教えます」系。
私も正直、「これは本当に教えてくれるのかな?」と迷ったことがあります。
こういう”情報・ノウハウを売る”タイプは、玉石混交。
中身のある人もいますが、高額な受講料を先に払わせて、内容がスカスカ、というケースがあるのも事実です。
手を出す前のチェックポイント
次のどれかに当てはまったら、いったん立ち止まってください。
・始める前に、登録料・教材費・システム利用料などを先に払わせる
・「誰でも」「簡単に」「必ず」「月◯万保証」と、うまい話を強調する
・運営会社や特定商取引法に基づく表示など、事業者情報が確認できない
・支払いや振込が個人名義の口座
・「今だけ」「あなただけ」と契約を急がせる
・仕事内容や報酬の仕組みを具体的に説明してくれない
・友人や家族を勧誘すると報酬が増えることを強く勧める
ひとつでも当てはまれば、危険信号です。
「怪しいかも」と思ったら、契約・入金の前に消費者ホットライン「188(いやや)」へ。お金や契約の困りごとを、無料で相談できます(消費者庁の案内)。ひとりで判断せず、確認してからで遅くありません。
消費者庁「消費者ホットライン188」の案内 https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/
焦って動くと、増やすどころか、大切なお金を減らしてしまうことにもなりかねません。
「迷ったら、その場で契約しない」が一番の防御策です。
信頼できる人に相談したり、一晩置いて冷静に考えたりするだけでも、詐欺や悪質な副業を避けられることがあります。
では、安全な副業はどう選ぶ?
危険信号の裏返しが、そのまま”選ぶ条件”になります。
・初期費用がほとんどかからない
登録料や高額な教材費を求められず、始めるために大きなお金が必要ないものを選びましょう。
・運営会社・サービスの情報が明確
会社概要や問い合わせ先が明記されていて、運営実績のあるサービスだと安心です。
・仕事内容と報酬が明確
「何をする仕事なのか」「いくらもらえるのか」「いつ報酬が支払われるのか」がきちんと説明されているか確認しましょう。
・契約内容や利用規約が確認できる
利用規約や契約内容は面倒に感じるかもしれませんが、トラブルを防ぐためにも一度確認しておくことが大切です。気になる点がある場合は、申し込む前に確認しましょう。
・無理な勧誘や高額商品の購入を求められない
副業を始めるはずなのに、高額な商品やサービスの購入、友人・知人への勧誘を強く勧められる場合は注意が必要です。安心して取り組める副業を選びましょう。
自分から、安全で地道な入り口を選んでいきましょう。
さち良い話が、向こうから勝手にやってくることは、まずありません。
副業を始める前に、確認しておきたいこと
安全そうな副業でも、始める前に2つだけチェックを。
① 勤務先の就業規則(副業が禁止されていないか)
会社によっては、就業規則で副業を禁止・制限しているところがあります。
トラブルを避けるため、始める前に、勤務先のルールを確認しておきましょう。
② 扶養や税金(一定額を超えると手続きが必要)
副業やパートの収入が一定額を超えると、扶養から外れたり、確定申告が必要になることがあります。
「思ったより手取りが増えなかった」を防ぐために、ここは早めに押さえておきたいところ。
ただし、金額の基準や制度は変わりやすく、家庭の状況によっても違います。
正確なことは、国税庁や自治体、勤務先、専門家に確認してくださいね。
さち「扶養内でいくらまで?」といった話も、別記事でくわしく整理する予定です。
おわりに――焦らない。家計を守れたら、次は少しずつ稼ぐ
私は、借金を返し終えて家計を立て直したあと、「本業(転職)→ 副業」の順番で、少しずつ収入に目を向けてきました。
大事なのは、焦らないこと。
・まずは、今ある本業を見直す
・副業は、小さく・安全に、続けられるものから
・「うまい話」には、いったん止まる
収入を増やすのは、家計再生の”最後のピース”のようなもの。
支出を守れるようになったあなたなら、次の一歩も、きっと落ち着いて選べます。
あなたのペースで、大丈夫。
一緒に、少しずついきましょう。

よくある質問(FAQ)
参考(公的機関)
- 消費者庁「SNSなどを通じた投資や副業の”もうけ話”にご注意」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_036/
- 警察庁 SOS47「副業を名目とした詐欺」 https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/ib-sidejob/sidejob/
- 消費者庁「消費者ホットライン188」の案内 https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/

